2017/08/15
C92お疲れ様でした&同ソのDLカード率の傾向およびDLカードの売れ行きについて
こんばんはNicolaiです。C92が終わりましたね…。
当日に当サークルのスペースにお越しいただいた皆様、ありがとうございましたm(_ _)m
お陰様で無事完成版を頒布することができました。感無量です…。
∀kashicforceの今後についてですが、現時点でいくつか不具合が発生しているため、
後日パッチを出します。
インターネット接続環境であれば勝手にDLされるパッチになります。
修正内容は以下の予定です。
・channelingモード完全クリア後に、再度channelingモードをクリアすると動作が停止する不具合の修正
・アレクのメソッド効果を下方修正
・ひらりのメソッド効果を若干上方修正
・その他、細かい不具合の修正
また、デジゲー博(11月)までに第二次パッチとしてネット対戦を作り直したverを出そうと思います。
こちらは気長にお待ちいただければ幸いです。
∀kashicforceについてはこんなところで。
■同ソのDLカード率の変化傾向について
さて、話を変えまして。
今回の同ソ島を巡ったときに、個人的にかなり気になったことがあったためまとめておこうかと思います。
まずは以下の3枚の写真をご覧ください。



クリックで拡大します。
NicolaiがC92で買ってきたゲームを並べている写真なんですが、
1枚目は『CD頒布していた同人ゲーム』
2枚目は『DLカードで頒布していた同人ゲーム』
3枚目は『DLカードの山(左)とCDの山(右)の厚みを比較』している写真となります。
コミケで毎回同人ゲームを買っている人であれば気付かれるかもしれませんが、
前回のコミケから今回のコミケにかけて、DLカード頒布率が激増しています。
ちょっと前回買った同人ゲーの枚数を忘れてしまったので、あくまで増えたというのはNicolaiの肌感覚なのですが…。
ちなみにNicolaiが今回買ってきたうちでDLカードは32枚、CDは31枚でした。
まああくまでNicolaiが買ったものの比較なので、偏りはあるかと思いますが、
それでも5割程度がDLカード頒布です。
数年前からはちょっと考えられなかった事態ですね。
DLカード形態での頒布は、サークル側にとっては大きなメリットがあります。
例えば単純に会場に持ち込む物品の体積・重量が減る。
「CDに焼く」という手間が発生しないため、頒布日の朝までゲームに手を入れることができる。
光学ディスクドライブが必要ない。
etcetc...
しかし、本当にいいことづくめなんでしょうか?
■DLカードは会場では捌けない
さて、うちのサークルは今回実験も兼ねて、DLカードとDVD-ROMパッケージと両方の形態で
頒布し、どちらが多く捌けたか計測してみました。
以下が結果です。
総頒布部数 396部 (パッケージ298部・DLカード98部)
DVD-ROMパッケージ消化数 275部/298部 残部数23部
DLカード消化数 39部/98部 残部数59部
見て分かるかと思いますがDVDパッケージの方が圧倒的に、本当に圧倒的に捌けました。
正直、持ち込んだ時はDLカードもパッケージほどではないにせよそれなりに捌けるのでは?と思っていましたが、
全く読みが外れました。
面白いのが、手に取って頂いた方に対してうちのサークルメンバーから
「DLカード形態とDVDパッケージ形態の2通りがあります。中身は同じで価格も同じです」
という説明を毎回していたんですが、
大抵の方がう~ん…と数秒考えた結果『パッケージ版』を選択していくというところです。
つまり、コミケ会場ではみんな『パッケージ版』を欲しがるんです。
DLカードの方が持ち運びも手軽、光学ドライブも必要ない、と買い手側にも様々なメリットがあるにも関わらず、です。
これは、コミケ会場での『パッケージ』にはコレクターズアイテム的な価値があるためだと考えます。
裏返すと、持ち運びなどの利便性を天秤にかけても『コレクションする価値のあるもの』を皆さん求めているわけです。
補足しますと、今回実験に使った∀kashicforceは『完成版』のため、
体験版の場合にはどういう結果が出るのかは定かではありません。
なお、DLカードの捌け方の傾向としまして、午前中はマジで全く捌けませんでした。
3部ぐらいかな?
パッケージはその間に100部ぐらい捌けてました。
DLカードが捌け出したのは午後からですね。
推察するに、恐らく午前と午後で客層(と言うと語弊がありますが)が変化し、
午後にはコレクターズアイテム性を求めない人が同ソ島周辺に増えだしたのだと思います。
というわけで、なかなか興味深い結果が得られました。
もしも今回の∀kashicforce、DLカードだけ頒布だったならば捌け方はどうなっていたのかは全然分かりませんが、
なんとなく消化率は低くなっていた気がします。まったくの憶測ですが…。
■買い手側から見たDLカードの弊害
・コレクターズアイテム性に欠ける。
・無くす可能性が高い
前者は上で述べたとおりですが、問題は後者です。
DLカード、名刺サイズの紙に印刷して配ってるところが多いんですが、
これめっちゃ無くす可能性高いんですよ!!!
…かく言ううちも名刺サイズので配ってたので人のこと言えないんですが。
後者の問題を恒常的に解決するためには、
どっかのサークルが会場で買える名刺バインダー的なものを出すしかない気がします…。
■その他
あと気付いた点として、年々無料頒布やってるサークル率上がってますね。
うちのサークル「Alone」とか「∀kashicverse」の体験版とか作ってた時代に無料頒布やって、
無料頒布よりも価格付けて頒布した方が圧倒的に見てもらえる率上がるという結果を得ていたり、
同ソ系の飲み会でも無料頒布は捌けないしなんか『覚悟』がないって見られるよね~~という話を何度も聞いたので、
ある種、頒布物に価格付けるのは暗黙の了解かと思っていました。
多分新規参入されたサークルさんが増えたということでしょうかね。
大変喜ばしいことです。
ですが、同じ轍を踏まないためにお伝えしておくと、無料頒布は捌けないのでやめた方がいいですよ!
理由はまあ色々あるんですが、この辺は追々…。
※補足
Twitterなどのコメントで、
「無料の方がよく捌ける」
「有償の方が逆に見てもらえない」
といったコメントをいただきました…!
これはつまりサークル、あるいは製作しているゲームのジャンルによって
考え方の異なる買い手層がいるということですね。
めちゃくちゃ興味深いです!
うちは主にSTGなどの動的ゲームを作っているということもあり、そちら方面のジャンルに偏った話になってしまいましたが
RPGなどのジャンルだと違ってくるのかも…?
あるいはサンプリング数が足りない…?
なのでまぁ、上記は「エンドレスシラフというサークル」での一例という意味で読んでいただければと。
というわけで今回はコミケで気になったところの話でした。
それでは!
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コメント
1回目読まずに2回目の開放してしまって・・・
2017/08/23 18:32 by URL 編集
Re: タイトルなし
もう遅いかもですが、マニュアルを復元する方法はないため
お手数ですが∀kashicforceの元のzipファイルから「manual」ディレクトリを再コピーして頂くよう、お願いいたします。
2017/11/11 10:38 by エンドレスシラフ URL 編集